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7話感想「桐須先生回と文乃回はXする」【ぼくたちは勉強ができない】

第7話 前任者の秘匿領域は[X]な有様である

 「ぼくたちは勉強ができない(ぼく勉)」第7話の感想です。

 

桐須先生回はギャップ萌え

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 Aパートは桐須先生回。完璧な女性に見える先生の汚部屋ギャップは、桐須先生も普通の女性であることを印象付けるし、この回は桐須先生とヒロインポジションへと一気に昇格させる話で、まさか先生をヒロインにするとは思っていなかったので強い衝撃を受けた。

 先生の強みは過去の時間が多いから、その分過去に深みが出るところ。まだここでは多くは語らない先生ですが、こうした3人のヒロインとは違った過去の重みがあると読者・視聴者はより桐須先生に感情移入できるし親しみを持てるというもの。

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 成幸との価値観や考え方は変わらないところで桐須先生が言った「平行線ね」のシーンで足元が映り、床の平行線が見える演出はとても好き。アニメではそこまで桐須先生回は多くなさそうですが、桐須先生の話をもっと見たいなと思わせてくれるAパートで良きでした。

文乃回は友達から

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 Bパートは文乃メイン回。うるかは成幸のこと好きだし、理珠も意識はしていないものの恋心があるような描かれ方だったが、文乃はどうしても友達とまり感の強いエピソードで、恋心っていうのはこのぐらいゆっくりと育まれるのも良いですね、とも思う。

 文乃はむしろ3人の中だと恋愛について一般的な考え方を持っていて、友達が好きな人を好きになるなんてありえないと思っているあたりは良いポジションだと思います。

 これがラブコメじゃないなかったなら、どこかで成幸のことを好きになって、どこかで私には振り向いてくれないと気づく負けヒロインとして物語を彩るのだろうけど、ぼく勉はラブコメであり、誰がメインヒロインになるかは分からないのが作品としての面白さに直結する。

 だからこそ、ここから文乃はヒロインレースにがつがつ参加していくわけだけど、桐須先生やまだ登場していない5人目の存在もあって、結局文乃は負けヒロインになりそうだなと予想しています。

 SNSの感想を見ていて勉強<恋にシフトしてきたなという意見もあったけど、まだこの頃はちゃんと勉強を見るシーンがあるのでまだ勉強より。話が進むとそれこそ勉強してるの?って思うぐらいに恋愛エピソードばかりになってしまうのはこの作品の本筋が恋愛にあるから仕方のないことなのだろうけど、タイトルに勉強とあるのだからもう少し勉強について焦点を当てて欲しい、と思うのでした。

©筒井大志集英社ぼくたちは勉強ができない製作委員会

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