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【京アニ】「小林さんちのメイドラゴン」4話の感想・レビュー

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 「小林さんちのメイドラゴン」第4話は、カンナが学校へ行く話。学校に必要な文具などを買いに行く話や、カンナが学校でどう過ごしているのかなど、ドラゴンが学校という人間世界の日常に溶け込んでいく物語。それではアバンから見ていこう。

目次



小学生とカンナ

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 新しく引っ越したマンションの前は道は小学校の通学路のようで、毎朝通る小学生の姿を見てカンナは何を考えているのだろう。小林さんはカンナの姿を見て小学校に行きたいのかなと考えたようですが、トールは人類根絶のことを考えたようで、相変わらずドラゴン脳はこわい。小林さんはカンナに「小学校行く?」と聞くと、カンナは目をキラキラさせています。トールはドラゴンとして長く?生きているためヒトに対して良い印象を持っていないようですが、まだまだ発育中のカンナちゃん。ヒトの姿をしているとヒトの生き方に憧れを持つのかもしれない。それが環境の力というものか。

買い物

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 小学校に入学する際に必要な文具や日用品などを買いに来た小林さんたち。商店街の文具屋へ入るのだが、カンナは可愛い文具がいいようで落ち込んでいます。可愛い文具というのもきっとテレビやネットで見たのでしょうね。ドラゴン二人がテレビやネットの甘い誘惑に毒されていく姿を見て小林さんはどう思うのか。 

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 新しくできた文房具屋さんに来た一同。カンナの目はキラキラで可愛いです。ひと昔前のドラゴンカンナならこのようなものを見ても何も思わなかったのではないかと思うわけで、ヒトの世界は誘惑に満ち溢れていることをこのアニメは教えてくれます。

I♡小林さん

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 ペン売り場でトールがかりかり一生懸命なにかを書いているなと思っていたら、小林さんへの愛を綴っていました。トールは自然と言語を発していますが、言葉も自然と書けるようになったのかな。背景のドラゴントールもまた可愛いのなんのって。これだけ「I♡小林さん」と書いてあるとゲシュタルト崩壊を起こしそう。

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 そんな愛の手紙も小林さんの手によって封印されてしまいました。このホッチキスを見たカンナは「ドラゴンの口みたい」と表現していて、以前もクレープを「ヤタガラスのタマゴ」と言っていて、カンナはドラゴン世界のものに例えて表現するところがうまいですね。こういうモノの表現が上手いところに知的さを感じます。

ショッピング

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 筆箱や消しゴム、防犯グッズなどを選ぶ小林さんたち。初めて見るものばかりで楽しむトールとカンナ。こういうところを見るともはやヒトなんだけどなー。ここでのお買い物は9500円。学校へ行くための準備だけでこれほどお金がかかってしまうと、子育ては本当に支出がえらいことになるんだなと実感。そして小林さんはお金蓄えてるんだろうなとも。

デパート

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 大きなデパート?にやってきた小林さんたち。第二話でデパートは城みたいであまり好きではないとトールが言っていましたがこの表情。相当嫌なんでしょうね。それでも買い物のためには仕方なく城へと入っていきます。

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 デパートにはランドセルを買いに来たようで、今時のランドセルは色がカラフルでいったい何色展開しているんだよと思うほどです。そんな中からカンナが選んだのは赤のランドセル。小林さんは案外普通の色を選ぶのだなと思っているようですが、トールからすれば「人の血を吸いこんだ呪いのアイテム」と見えるようでカンナは「うん」と頷いています。でも私は思うんです。この赤は小林さんの髪色の赤ではないかと。小林さんを毎日見ているからこそ、無意識に赤に対する愛着がわいているのではないかと。だからカンナは赤色のランドセルを選んだのだと!

キーホルダー

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 ランドセルをレジに持っていく途中、可愛いキーホルダーを見つけたカンナ。手に取って買ってもらおうと小林のところへ行くのですが、ランドセルの値段に驚く小林の姿を見てキーホルダーを売り場に返しに行きます。カンナがキーホルダーを返しに行くところを見た小林さんは、カンナも遠慮を覚えたんだなと思う、子供に遠慮をさせてしまうような表情をしてしまったのかなと小林さんは内心思っていると感じました。

みんな一緒。それが大事。

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 お次は小学校の靴や運動着を買いにきた一同。同じ商品ばかりでトールは「どれも一緒ですね」と口にすると、小林さんは「みんな一緒。それが大事。」と返します。ヒトの世界では、自分と違う存在は排除したいと考えてしまうわけで、そういう違いをなくすためにもみんな一緒のものを身に着けるのですが、ドラゴンの世界はそういうのないんだろうな。トールも商店街でひったくりを捕まえた時に感じた雰囲気を思い出し「なんかわかります」と言っています。

うきうきカンナ

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 家に帰ってきてランドセルを背負うカンナ。まさに小学生の行動でかわいい。小林さんに可愛いねと言われて喜ぶカンナですが、それを見たトールがランドセルを貸してと自分も背負います。もしかして可愛いのでは!?と期待したけれど、やはりランドセルは小学生が背負うから似合うし可愛く見えるのだと実感。そういう固定概念に支配された自分の脳に少し悲しさを感じますが、ランドセルは小学生が一番だぜ。

部屋

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 帰ってきてからずっとランドセルを背負っていたカンナ。疲れて寝ちゃったようですが、このカットで気になるのはカンナではなく左の机。第3話では殺風景な部屋でしたが、とうとう机が入りました。カンナの勉強机のようですね。第4話後半では座って自分の持ち物にシールを貼っている場面があります。カンナは本当に幸せ者だ。

学校

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 小学校初日。カンナの頭脳や運動神経が良いことがわかるシーンが多く、ドラゴンのポテンシャルを感じる学校回。カンナは口数が少ないほう(というよりトールがお喋りなのかも)ですが、コミュニケーション能力が低いわけではなく、最小限の会話でコミュニケーションをとることができる有能なドラゴン娘なんでしょう。大人になったら強くなりそうです。カンナの仲良し友達となる才川はここで登場。ツンデレお嬢様の才川も可愛いね。

マジやばくね

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 才川に「目立ってるわ!もう可愛すぎるから腹が立って抱きしめたくなる」と言われ思考がおかしくなったカンナの結論「マジやばくね」。第2話で「やばい」を魔法の言葉として教わったカンナですが、まさかあれは伏線だったのか。この後、ウソ泣きでどうにか才川との争いごとを避けたカンナ。トールとの帰り道、どうして学校に行きたいと思ったんですかと聞かれたカンナは「見てて楽しそうだったから」と答えています。トールはさらに「人間と同じである必要はないし、共に暮らすとは共に生きることではありません」と学校に無理して行く必要はないとカンナに教えますが、カンナは「でも近くにいて同じ時間の中にいるから、一緒にいたいって思えるのかも」と、小林への信頼感を感じさせる発言をします。幼いカンナだからこそ、ドラゴンの生き方ではなくヒトの生き方に憧れを持ちやすいのかもしれないなー。

ふたり

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 ルコアとファフニールさん。トールが元気にしているか気になるみたいで、メイドになった時から本当は様子を見に来たかったのかと思うと、普通に来れるようになって嬉しいんだろうなあ。特にファフニールさんの何も言わないけど気にかけているところとか最高じゃないか。

けっとう

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 カンナが「けっとう」と言うシーン。SEにビブラスラップ?の音が使われていてとても渋みを感じて気に入りました。話を聞くと、公園でドッジボールをしていた中学生?ぐらいの男の子たちに注意をしたのだか売り言葉に買い言葉。ドッジボール対決をすることになった才川とカンナ。才川に人望がないため小林家にやってきたというわけ。いやいや小林家に来ちゃだめだよ。トールがみんな滅ぼしちまうよ!しかもファフニールさんとルコアもいる状況で、ああ中学生たちよ、ご愁傷様。

バトル

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 もはや引用する場面もなくあっさりと倒された少年たち。一瞬すぎてトールたちは不完全燃焼。ファフニールやルコアに勝ったことがないというトールはドッジボールを対決することに。突然のバトルアニメに目がついていかないよ。これだけ暴れてしまって世間の目はいったい・・・と思っていたらルコアさんは公園を元通りにできるし人の記憶もいじれるらしい。最強かよ。

マジやばくね2

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小林さんちのメイドラゴン 4話より

 第3話ラストはカンナの学校でのお話。可愛いポーチやおもしろい漫画を見たカンナは「まじやばくね」と感想を言っていたら、クラスの子たちの中で流行してしまい、みんなが「まじやばくね」と言い始める。こんなクラスの担任にはなりたくない。才川と公園に訪れた時もシーソーの話をしていて、カンナが学んだことを使ってくる話がとても良い第4話でした。ドラゴンのドッジボールを見た才川の記憶はどうなったのか気になるところですが、第4話はここで終わり。

 才川も登場して、着々と新キャラが出てきますがさて残るドラゴン娘はいつ登場するのやら・・・。本記事は以上となります。お読みいただきありがとうございました。

 おしまゐ。


小林さんちのメイドラゴン」1話の感想・レビュー

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