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フリップフラッパーズの疑問part3

※本記事はフリップフラッパーズ8話までのネタバレを含みます。ご注意ください。

 8話を視聴しました。いやー最後のパピカとココナの会話に驚きを隠せないですが、part2からの続き、6話から8話の疑問をまとめてみることにします。

part1→フリップフラッパーズの疑問part1 - animereal

part2→フリップフラッパーズの疑問part2 - animereal

#6 ピュアプレイ

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フリップフラッパーズ 6話より

あつめる欠片の数

 ソルトが欠片を2つ箱に閉まっている場面。パピカは1つもっていて、現在確保しているのは3つ? 欠片についてココナはソルトに「あといくつ集めればよいか」と問う。ソルトは「ピュアイリュージョンにあるすべてだ」と答えています。ピュアイリュージョンがいったいいくつあるかわかりません。膨大な数になるのだろうか。

マニキュア

 家庭科の授業でクッキーを焼いたココナたちは美術部の先輩のところへ。しかしパピカは美術室のマニキュアの匂いが苦手なようで入らない。匂いの伏線はなにか意味があるのだろうか。ココナは「爪以外にも使うんですね」と先輩に言う。それに対して「私は爪には塗らないけど、塗る資格がないから」と先輩。この塗る資格がない理由は後半に明かされますが、この段階で先輩の名前「彩い」までがわかる描写が入っています。

ピュアイリュージョンの深部

 ピュアイリュージョンにて欠片の防衛トラップを破壊。欠片をゲットするもヤヤカたちに奪われます。そして双子のユユのパンチによってピュアイリュージョンが崩れ地下へ。そこでココナとパピカは不気味な入口と遭遇。2人は飲み込まれてしまいます。この入口をヒダカはピュアイリュージョンの深部と称しています。これについては7話のところでもう少し書きます。

先輩

 ピュアイリュージョンの深部では、先輩の記憶を辿り、おばちゃんと先輩(いろちゃん)の過去を2人が体験します。おばちゃんは認知症らしく、いろちゃんとの会話で「もしおばちゃんがいろちゃんのことを忘れてしまったら教えて、あなたの名前」といろちゃんにお願いしています。その後、おばちゃんに名前を聞かれるも答えられずショックで逃げ出すいろちゃん。ここまでが多分現実世界でいろちゃんに起こった出来事で、いろちゃんの記憶。この記憶によって、おばちゃんから教えてもらったマニキュアを先輩は爪には塗らない。

 この記憶を巡ったあと、パピカとココナは二人でおばちゃんのところへ行き、いろちゃんの名前「彩いろは」をおばちゃんに教えてピュアイリュージョンから帰還する。そして先輩のところへいくとそこには爪にマニキュアを塗った先輩の姿が。ピュアイリュージョンでの出来事が先輩を変えてしまった深刻さをここではあまり感じられませんね。

#7 ピュアコンポーネント

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フリップフラッパーズ 7話より

先輩

 6話から引き続き先輩の話。絵を捨てようとする先輩にココナは「絵、捨てちゃうんですか」と聞くも、「だって絵なんて邪魔でしょ。だめ?」と以前に先輩とは性格が変わったことに気づくココナ。パピカも「先輩、変」と言っており、自分たちが先輩を変えてしまったことを思いつめます。ヤヤカも前回の深部について近づかないほうがいいと言っています。といってもヤヤカも詳しくは知らない様子。

ピュアイリュージョンの深部

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フリップフラッパーズ 7話より

 フリップフラップの科学者ヒダカは「サンプリングしたスペクトルから深部の存在を示唆する結果を得られた」と嬉しそうに話している。ピュアイリュージョンについてヒダカはこう語る。

「つまりピュアイリュージョンはsubject(対象)とのinterrelationship(相互関係)による一種のperception(知覚)、idea world(理想世界)だと考えられている。それも人類に限らず、ありとあらゆるexistence(存在)と言っていい。これは世界にimpact(衝撃)をもたらすmission(任務)だ。我々は常にinitiative(主導権)をとりながらfull commit(全力を投入)してdrive(駆動)させなければならない」

 引用:『フリップフラッパーズ』の学術的な元ネタまとめ! | まとめまとめ

 意識高い言葉で話されても困りますが、この後ヒダカは「つまり、ピュアイリュージョンとは君たちにしか行けない、この世界とは地続きの未知の世界なんだ」と説明しています。深部、黒い穴については「ピュアイリュージョンの中でも、世界に波動をもたらす重要なエリアなんだ。この世界に何か異変が及ぶとするなら、おそらくその波動による可能性が高い」と説明。ココナが「変えてしまったらもとに戻せる?」と聞きますが、「正直わからないことのほうが多い」とヒダカは残念そうに答えています。結局あんまりよくわかっていないわけですね。

 ピュアイリュージョンについて、ソルトは「ピュアイリュージョンもすべて世界は滑らかに存在している。しかし実際にはそうではない。摩擦のないユートピアなど存在しない。摩擦は世界の真理だ。」と難しいことを言っていて、これこそよくわからない。ピュアイリュージョン。いったいなんなんだ?

7話のピュアイリュージョン

 7話のピュアイリュージョンはココナの世界を映しているのでしょうか。いろいろなパピカが出てきます。パピカといっても、それぞれに名前がついていて、しかも全員パピカの声優さんが演じているという驚異。後半で角をつけたパピカ、パピナが出てきてココナと会話をしていますが、この会話が気になったので引用。

ココナ「もう疲れた。このままでもいいのかな。でも先輩をもとに戻さなきゃ」
パピナ「変わっちゃだめなの」
ココナ「そういうわけじゃ」
パピナ「わたし、ココナが変わってもココナのこと、好きだよ、ここなは?」
ココナ「わたしはあなたのこと、わからない」
パピナ「どうして」
ココナ「私の知ってるパピカじゃないから」
パピナ「あなたの知ってるパピカじゃなきゃ、だめ?」
ココナ「そういうんじゃないけど」
パピナ「じゃあ私のこと、好き?」
ココナ「友達としてだよね」
パピナ「どうしてそんなこと聞くの」
ココナ「だって、好きは好きじゃなくて」
パピナ「あのさ」
ココナ「なに・・・」

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フリップフラッパーズ 7話より

 文字で見るよりあのワンシーンをぜひ見てほしいのだけど、人を知るとはどういうことかちょっと考えてしまいます。その後、ココナはパピカ探さなきゃと思い探し始めます。その後河原でパピカどこだよみたいにふけるココナの後ろでヤヤカが欠片を持っている描写が入っています。そして黒い穴が出現。欠片の防衛トラップを破壊して欠片を手に入れると黒い穴(深部)が出現するということなのだろうか。深部を守るための欠片?

迷子

 黒い穴に吸い込まれそうになっているココナを助けるパピカ。パピカ「迷子のココナ見つけた」。ココナ「もうなにいってるの、迷子だったのは、、、あっ。ううん、探したんだからね」。先輩を変えてしまったショックからピュアイリュージョンに行くことに迷いが生じていたココナをうまく表現している会話ですね。

アスクレピオス

 場面はアスクレピオス。ヤヤカが部屋に入ろうとしているが、セキュリティレベルが変更されていると入室を拒まれています。「私だけ穴の存在について聞いてなかったんだ」と三角頭に突っかかっていますが、「後追いしなければアモルファスは見つけられる。アモルファスの子どもにも劣る。従わなければお前に居場所はない。」と逆らえない様子。ヤヤカはどうしてアスクレピオスに所属しているかもよくわかりません。

 三角頭がアモルファスの子どもにも劣るといっていますが、これは双子のことを指しているのか、パピカやココナのことを指しているのか疑問。

ミミ

 ピュアイリュージョンから帰還したココナとパピカ。遺跡みたいなところに飛ばされますが、そこにはパソコンをさわる1人の男性。いったい誰なのか。男が持つ欠片やパピカの持つ欠片が光りだす。7話にしてようやく「ミミ」という言葉が登場しました。公式サイトには最初から「ミミの欠片」を探していると書いてありましたが、アニメの中でミミという言葉が出てきたのは7話のこの場面がはじめてか。ミミとはいったい誰なんでしょう。ミミについてはこの後さらに詳しく。

#8 ピュアブレーカー

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フリップフラッパーズ 8話より

輪っか

 プールの授業にて。パピカの輪っかについて触れられています。パピカは「これはずれないんだよね」と答えていて輪っか(欠片)は一心同体ということでしょうか。

おっちゃん

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フリップフラッパーズ 8話より

 ぶーちゃんのピュアイリュージョンみたいなところに飛ばされたパピカとココナ。そこには科学者らしきおっちゃんがいました。このおっちゃんの名称はOO-303とEDには載っていて、ぶーちゃんはTT-392という名称。またココナのIDがTS-345-07012 XXとある場面もあるようで、ローマ字2つ-数字3つは生命体?を区別するコードでしょうか。そうするとぶーちゃんはロボットではない?やはり1話でぶーちゃんの脳みそが出てきたけど、あの脳は誰かの脳だったりして。

 また、おっちゃんは異界からの来訪者とは珍しいと言っていて、以前にも異界から来訪者があったのだろうか?

欠片

 おっちゃんは欠片の防衛トラップについて、「あいつらは突然やってきた」ともともとピュアイリュージョンに存在していたおっちゃんの元に欠片は降ってきたと言っている。このピュアイリュージョンにはおっちゃん以外の生命体はいないのだろうか。とすると一人で街を作り街を守っている?

ミミ

 8話ラスト。ココナとパピカのシーン。パピカは「やっぱり一緒が楽しい」と言っていて、そのあとに「またいこうね、ミミ」と恐怖の発言。ココナはミミだった?

 ミミはパピカの元パートナーという説を見かけました。だけど欠片を集める以前はピュアイリュージョンに行っていたのだろうか、という疑問も浮かぶ。そもそもピュアイリュージョンの調査をしていたけれど、ソルトのいう「摩擦」が生じて、ミミが犠牲となり、ミミを救う?べくミミの欠片を集めているというところだろうか。ふーむ。考えても考えてもわからないわけで。ああフリップフラッパーズ。さらにおもしろくなってきたなあ!今日はここまで。

 おしまゐ。