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「響け!ユーフォニアム2」OPがモノクロからカラーになった話

 本記事は2016秋アニメ「響け!ユーフォニアム2」の1話から6話までのネタバレを含みます。ご注意ください。

 6話視聴しました。なんと。OPが。白黒から。カラーに。なっている!

 5話までモノクロのOPを見ていて6話でカラーに変化したと分かった瞬間自然と「おおっ」と声が出ました。このタイミングでどうしてモノクロからカラーになったのか。書き残しておくことにします。

関西大会

まず関西大会編が終わり新たに全国大会編が始まるよという一区切りとしての意味合い。1話から5話までは関西大会へ向けて練習する久美子たちの姿が描かれていました。といっても話の中心は2年生の鎧塚みぞれと傘木希美でしたけど。

特にみぞれと希美、そして優子の人間模様は繊細かつ丁寧に描かれていて、4話でみぞれの手を優子がひいて陰から光にあたる瞬間は鳥肌でした。原作ではどう表現されているのか気にもなりました。

5話の演奏シーンについては、5話後半のほとんどを演奏シーンに費やしていて、これぞ音楽アニメかと感じました。こうして無事に関西大会を終えた久美子たちは、全国大会に向けて頑張るわけですが、6話は箸休め回。そして次の全国大会編の話の中心がどこにあるのかというのを伝える回でした。

話はOPの件に戻りますが、話の一区切りとしてモノクロからカラーにというのも理由の一つでしょう。

花とユーフォ

6話では花が出てきました。この花がOPの最初に出てくる花で、名前はイタリアンホワイト。ひまわりの一種ですが、ホワイトと名前にあるように白っぽいひまわりです。この色を隠すためにモノクロにしていたというのが2つ目の理由。

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「響け!ユーフォニアム2」5話、6話より

モノクロの場合、このシーンを見ても花、もしくはひまわり程度しか気に留めなさそう。これがカラーの中で"白い"ひまわりだと気になるでしょうね。このひまわりについては滝先生の物語として描かれていくわけですが、滝先生は表情をあまり変えない印象があります。6話では滝先生のいろいろな表情を見ることができて、今後も滝先生の人間味をより感じることができそうで楽しみです。

そしてもう一つ色の話。OPのサビ前、カラーになる手前でユーフォニアムがうつるシーン。ユーフォニアムを触る1人の少女。次の場面ではユーフォニアムのバルブに手を当てるシーンが描かれています。その後はあすか先輩が映し出されて、久美子へのシーンに変化していきます。

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「響け!ユーフォニアム2」5話、6話より

このユーフォニアムの色を隠すため、というのがOPがモノクロだった3つ目の理由。

このユーフォニアムはシルバーで、あすか先輩のものと想像できますが、その通り。響け!ユーフォニアムでは主人公の久美子がゴールドのユーフォニアムを使っていて、色を出してしまうと、あすか先輩というのがよく分かってしまうために、モノクロにしたかったのではないか。

6話ラストでは、あすかの親が登場して、今後あすか先輩の話も出てくるということでしょう。1話から5話までもちょくちょくあすか先輩の意味深なシーンが描かれていてどういう話が来るのかと楽しみではありました。滝先生とあすかの物語。さらなる人間模様を見ていくことになるのかと思うとドキドキワクワクが止まりません。

まとめ

花の色とユーフォニアムの色。2期のOPは6話以降の話を表現したものだったから、5話まではモノクロにしていた。また2年生の問題から抜け出せずにいた吹奏楽部がその殻を破り色彩豊かになっていく姿を表しているのかもしれません。とにかく、響け!ユーフォニアム2はまだ中盤。これからもっと面白くなることでしょう。期待が高まります。あ、葉月とみどりの出番が増えるといいな・・・。

おしまゐ。