世界の崩壊は作画の崩壊だった『魔法少女俺』第11話

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　2018春アニメ「魔法少女俺」。人気アイドルを目指して活動中の卯野さきは大切な人を守るために魔法少女へと変身するも、その姿はどう見ても筋肉ごりごりの男だったという魔法少女の新しい形を見せてくれているアニメなんですけど、メリハリの効いた作画、そして普段の姿の声は女性なんだけど魔法少女になると声が男性になるところなどコメディ要素が強い魔法少女作品で目が離せないんです。

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　そんな「魔法少女俺」の第11話「魔法少女☆最終決戦」。敵の黒幕がようやく判明、黒幕は世界を崩壊させ始めます。この崩壊を「魔法少女俺」は作画崩壊で表現しました。

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　世界の崩壊とともに流れ始めるテロップ「ただ今ストーリー進行上、致し方なく作画崩壊しております。ご了承くださいませ」。特に顔のアップは丁寧に描かれるしそこまで作画が崩壊することはないはずなんだけど、世界の崩壊の手にかかれば絶妙に離れた目がお見事。崩壊の始まりを見事に表現したカットだと思いました。

　もともと「魔法少女俺」は意図的に作画を崩したり簡略化する描き方があって、変に見えたり違和感がある作画なんだけど崩壊ではない絶妙なデザインがとても魅力的な作品でした。

　以下3枚は第1話のカットですが、雑に見えるけど丁寧に作り込まれている作画に惹きつけら、視聴継続しようと思ったものです。

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　自ら作画崩壊を取り入れてネタにする姿には感服いたすところ。世界崩壊を止めるべく、敵がいる世界へと入っていきますが、そこは崩壊していないので作画も元通り。そこで作画が変だと突っ込みたくなるところですが、丁寧な作画でストーリーも面白く、もっと注目されてほしいと思っている作品なので気になる方は見てほしい。

　おしまゐ。