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アニメの話

アニメ内で完結せず中途半端に終わる作品あるよね~異世界はスマートフォンとともに。~

 これは前々から思っていたことなんだけど、アニメの中で伏線回収せず、俺たちの戦いはこれからだ!とか俺たちの物語はまだまだ続く!みたいに終わっていく作品あるよね。

 アニメ好きの友人の1人に、この中途半端に終わっていく作品がとても好きじゃないと力説する人がいて、1クールでぴしっときれいに終わることがアニメ作品として素晴らしいんだみたいなことを言っていた。確かに中途半端に終わっていくと、え?って思うし、疑問が残る。それこそ2クールあれば尺が足りてきれいに完結させることができたんじゃないかという作品もある。そんな絵空事を考えても仕方がないので、どうして中途半端に終わるしかないのだろうと考えてみた。

 その結果、ほとんどの理由は尺が足りないからじゃないかと思う。多くのアニメは原作がある。ラノベや漫画、小説などをアニメ化する場合、原作は何巻も出ているけど1クール分の放送となると、どこまでをアニメで描くかが問題だ。キャラクターも終盤に出てくるキャラをどのあたりで出すのかなど脚本も原作と変えないといけない場合もある。そうやって調整をしていく結果、中途半端なところでアニメは終わっていくのではないか。

 尺が足りてないなんてことは、誰だって気付いてるし、ここで言いたいのはそういうことじゃない。最近見た作品の中に「異世界はスマートフォンとともに。」がある。これらは賛否両論が多く、話題となっていたので少しずつ見ていた。そうしてやっと先日、最終回を見ることができたのだが、この最終回、中途半端という意見が多いけれど、個人的にうまくまとめたなと感じたのです。

 というのも、最終回にて「最終的に主人公の嫁は9人になる」というワンシーンがあって、まだ登場していない嫁が描かれる。これを見たときに、「あ、これまだ登場してない嫁も気になるし原作読みたい!」と思った。その時に、中途半端に終わるアニメというのは、原作を読めば補完できるわけで、中途半端に終わるやり方は、原作を買ってもらうための終わり方なのではないかと感じたのだ。きれいに1クールで描き切る作品はアニメとして良いけれど、アニメで完結したら原作を買おうと思わないのではないか。「続きが気になる!」と思ってもらうことも大事な要素ではないかと。その点において、異世界はスマートフォンとともに。はアニメで登場しなかった嫁を知るためには原作を読まなければならない。さらに12話のCパートで、謎の男が登場してそれこそ続きは!?と視聴者に思わせる。本当にいろいろと中途半端に終わっていったわけだが、だからこそ「続きが気になる」。そうして原作を買ってもらい話題が出れば2期もあるかもしれない。

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異世界はスマートフォンとともに。」12話より

 異世界はスマートフォンとともに。はひどい作品という意見もあるけれど、ひどいと言いつつも12話まで見ている人も多いわけだし、dアニメではデイリーランキングで1位になることも多く、魅力がある作品だ。こうして中途半端に終わることによって、続きを知りたいと思わせるのも、これはこれでありだなと考えさせられるのでした。

 おしまゐ。