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アニメ『うらら迷路帖』は色彩が素晴らしい

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うらら迷路帖 1話より/左から小梅、紺、千矢、ノノ

  2017冬アニメの一つに「うらら迷路帖」があります。今期のきらら枠や日常枠、癒し枠などと称されているほんわかな作品で、ストーリーは「うらら」と呼ばれる占い師が集まる町で、凄腕占い師を目指すというもの。おジャ魔女ドレミの魔女見習いみたいな感じで進級試験を受けていきます。メインキャラクターは4人のうらら。山育ちの自由な千矢、成績優秀の紺、西洋大好きな小梅、人見知りのノノ。彼女ら4人のほんわかな日常と、そして少しずつ成長していく姿が楽しみな作品です。今回はそんな「うらら迷路帖」についてレビュー、感想を書いていきます。

目次

色彩

 この「うらら迷路帖」が素晴らしい所の一つはその色彩。Twitterでも少し話しましたが、まずは色遣いについて書いていきます。

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うらら迷路帖 1話より

 うらら迷路帖の舞台は「うらら」と呼ばれる占い師が住む迷路町。この迷路町は日本の古風な雰囲気を醸し出していて、迷路町に住む人々の恰好は和服が一般的です。といっても西洋の文化が全くないわけでなく、メインキャラクターの一人、雪見小梅は西洋文化が好きで、タロットを使って占いに挑んでいたり、西洋っぽ服装をしています。この日本の和風をイメージした場所で、気になるのが鮮やかかつ落ち着いた色合い。華やかな雰囲気を出しつつも、落ち着いた色を使用し、多くの色彩が使われているこのカットも、カラフルなのに派手なイメージを感じません。その要因が使用している色にあります。

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参照:日本の伝統色 和色大辞典 - Traditional colors of Japan

 うらら迷路帖で使われている色の多くは日本の伝統色に分類することができます。日本の伝統色とは、日本古来から使われている色で、特に平安時代に多く生まれたそうです。和服を染めるために使われた植物からその名がきている名前も数多くあり、濃い色を出すにはコストがかかります。そのため濃い色の服を着られるのは上流階級の人のみ。庶民の人は薄い色しか着ることが許されませんでした。結果、上流階級では色鮮やかな服が流行り、庶民の人たちは薄い色の中でも微妙な差を生み出し、数多くの伝統色と呼ばれる色が誕生したのです。うらら迷路帖では庶民の色というより上流階級の色のような鮮やかな色合いが使われていますが、それでも派手さを感じないのは日本の伝統色の力でしょう。

占い

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うらら迷路帖 1話より

 うらら迷路帖は占い師の物語ですので、占いが登場します。1話では、見習いうらら達がお世話になるニナ先生が茶葉占いを披露してくれます。ニナ先生の占いシーンは漫画で読むより神秘的な雰囲気を感じることができ、アニメーションとして素晴らしい出来となっていますので、ぜひ映像で楽しんでほしいところ。特に日常パートとは違った色合いが私たちを楽しませてくれます。また、見習いうらら達も得意な占いを持っているようで、紺はコックリさん、小梅はタロット、ノノは人形占い。千矢は・・・?で、千矢だけはうららになるというより、迷路帖にいる母に会いに来ていて、この母というのがきっと素晴らしいうららなのだろうと勝手に思っています。占いというと、タロット占いをしてもらったことがありますが、神秘的とは言い難い印象でした。アニメだと色の力も加わって摩訶不思議な印象を受けて楽しめそうです。

素足

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うらら迷路帖 1話より

 最後に、蛇足ですが、なんといっても、メインキャラクターの、千矢が、素足であるということが、足好きの私にとって重要で、肌色の繊細さも気に入っております。千矢はなぜか謝る時にお腹を出す仕草をしていてへそアニメかな?と感じていますが、基本素足っぽいので、楽しめそうです。本記事は以上となります。お読みいただき、ありがとうございました。

 おしまゐ。

 アニメ「うらら迷路帖」第1巻↓

  原作コミックス1巻↓

うらら迷路帖 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

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